■ ID | 564 |
■ 種類 | 学会発表 |
■ タイトル | Leaching of the chemical substance from MSW incineration ashes and the shredded residues |
■ 著者 | Y. Watanabe
埼玉県環境科学国際センター Y. Kurata 埼玉県環境科学国際センター M. Kawasaki 埼玉県環境科学国際センター Y. Ono 埼玉県環境科学国際センター Y. Ono 岡山大学大学院 |
■ 出版元 | |
■ 出版年 | 2006 |
■ 誌名・巻・号・年 | The 4th Intercontinental Landfill Research Symposium, 15 June, 2006 |
■ 抄録・要旨 | 我が国では、廃棄物の直接埋立処分は少なく、焼却灰や破砕選別残渣が主要な廃棄物として埋立られている。そのため、埋立地内部ではアルカリ性の浸出液による廃棄物の洗い出しが起こっていると考えられる。そこで、アルカリ性の水酸化カルシウム溶液により溶出試験を行ったところ、純水を溶出溶媒に用いた場合に比べて、非常に高濃度で溶出する化学物質が確認された。
アルカリ性で溶出量が著しく増加する物質としては、フェノール、ビスフェノールA、4-ノニルフェノール等が挙げられ、溶出量に変化の見られなかった物質としては、1,4-ジオキサン等が挙げられる。また、これらの有機化学物質は、いずれもプラスチックを多く含む廃棄物から多量に溶出した。このことから、プラスチックを多く含む破砕ごみと焼却灰を混合埋立することにより、フェノール類の溶出量が増加する可能性が高いことが示唆された。 |
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